石田誠進化論 -まことのさけうつわ-

会期:
会場:ギャラリーこちゅうきょ

会期中無休
10:00‐18:00(最終日は17:00まで)
※東京アートアンティーク(4月26日~28日)に協賛します

  

イベント:
「大試飲会」まことのさけうつわを使用
2013年4月26日(金)‐28日(日)

 

ごあいさつ

1965年に伊予の松山で生まれた石田誠君は紆余曲折を経て出身地に工房を構えて本格的な昨陶活動を始めました。修行期を含めてから20有余年、仕事がほぼすべてと云うライフスタイルのもと日を追って立派な作陶家として着実に「進化」しています。

先般彼の工房に出向き旧交を温めつつ、担当者と石田君と二人で酒器=「さけうつわ」を精選して参りました。

定番の「南蛮焼締〆」「紅毛(デルフト風)」「白磁」は自家薬篭中のものとなりつつありますが、近年は独特のスリップウェアに精力的に取り組んで制作の幅を広めかつ深めています。

日頃の精進の表れかロクロの技術はドンドン洗練され、かつは彼最大の持ち味である「あたたかさ」も健在、まさに座右で毎日楽しんでみたい「さけうつわ」が揃いました。

特に今回は「刷毛目」と「無地スリップ(唐津風)」の二つの新技法による試みにもチャレンジしてくれました。

皆様のご意見ご感想を今からお聞きしたく楽しみにしております。

使い込むほど愛おしく手放せなく味わい風味を増す「さけうつわ」は存外少ないと痛感しますが、石田君の作品はぜひドシドシ使って「味」をつけていただきたい素質十分なものです。

どうぞお出かけの上、お手に取ってお気に入りの「さけうつわ」を探してください。

また、会期中の試みとして週末の3日間、ぜひ石田君のうつわでテイスティングをしてみたいと考えました。

「さけうつわ」は見た目だけでは中々判断が難しい、実際に手に取り唇に当て、理想を言えば一献して初めて良し悪しが分かるかと考えております。

美味しいお酒をより美味しく楽しむにはお気に入りの良いうつわで呑むのが一番、お酒も奮発して(?!)精選しますのでぜひご来駕ください。

2013年4月

ギャラリーこちゅうきょ

Artist

石田 誠 ISHIDA Makoto

1965 愛媛県に生まれる
1989  愛知県立窯業高等技術専門校専攻科卒業
1996  松山市に築窯
1999 半地上式穴窯を築窯

              

<展覧会>

1996 CLAY WORK in SETO(愛知県立陶磁資料館)
2003 愛の器展(那覇市立焼物博物館)
2005 南蛮のうつわ展(H.WORKS/東京)(以後毎年開催) 女学生のための愛の器(那覇市立焼物博物館)

       

       

       

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