協賛：東京アートアンティーク2017
https://www.tokyoartantiques.com/
作家より
空間に余韻を残す造形をテーマに制作しています。
そのプロセスの中で磁器轆轤での造形が現在最も自分に適していてテクスチャーを消す作業や土の塊が薄くなっていく形に轆轤という技法或いは道具が相応しいと感じます。
それを用いて作品だけでなく周囲の空間を含み、静かで少し力強く、澄んだ空気を生み出したい。
テーマだけでなく素材と技法との関係を織り交ぜながら独創性のある空間を作りたいと思います。
木野智史
主催者よりごあいさつ
轆轤(ろくろ)によって形成した曲線をさらに独自の流線へと変化させてゆく木野智史。
轆轤が線を作り、線が余白を生む。
磁土が与える緊張感や青白の釉調に帯びる透明感、これらの相乗作用によって作品は静かな余韻を残しつつ存在している。
ヨーロッパ・アジアなど国際コンクールにも臆せず挑戦し、経験と結果を積み重ねてきた。 前進ある若き陶芸家の次なる試みをぜひご高覧ください。
2017年 4月
ギャラリーこちゅうきょ
撮影：S&T Photo.
| 1987 | 生まれる |
| 2010 | 京都精華大学芸術学部素材表現学科陶芸専攻卒業 |
| 2012 | 京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻陶磁器修了 |
＜展覧会＞
| 2013 | The International Bienal of Ceramics of Marratxí(スペイン) |
| 2014 | 個展（新北市鶯歌陶瓷博物館・台湾) Ⅲ International cermic triennial UNICUM 2015(国立スロベニア美術館・スロベニア) 59th International competition of contemporary ceramic art（ファエンツァ国際陶芸美術館:イタリア） |
| 2016 | Rencontre-いま、ここで、出会う《交差する現代陶芸コレクション》(兵庫陶芸美術館) |
| 2018 | 個展（国立台湾大学 總図書館：台湾) |
| その他個展・グループ展多数 |
＜受 賞＞
| 2014 | The International Bienal of Ceramics of Marratxi／グランプリ |
| 2016 | 2016Taiwan Ceramic Biennale／審査員賞 |
| 2017 | パラミタ陶芸大賞展／パラミタ陶芸大賞 |
| 2018 | 第3回日本陶磁協会奨励賞関西展／奨励賞・京都市長賞 有田国際陶磁展／佐賀県知事賞 |
| 2019 | 第25回日本陶芸展／U35特別賞 |
| 2020 | 令和元年度京都市芸術新人賞 台湾国際陶芸ビエンナーレ／Special Prize |
| 2024 | 台湾国際陶芸ビエンナーレ／Special Prize 国際苗栗陶芸展／優秀賞 |
