イベント:
東京アートアンティーク2014協賛「大試飲会Ⅱ」
4月24日(木)-26日(土)
*まことのさけうつわを使用します
*銘酒を3種厳選してご用意します

主催者よりご挨拶
昨年4月に開催しました「石田誠進化論-まことのさけうつわ-」はお蔭様で多方面から好意的な反響を呼び、「松山に若き名工あり」とアピール出来た酒器展となりました。石田氏が自家薬篭中としつつある「南蛮焼〆手」、「紅毛手」、「白磁」、「粉引刷毛目」、「スリップウェア」を駆使したハートフルな酒器は手取りも良し、口当たりも良し、色々な酒席で大活躍する素質十分なものばかり、年々老若男女を問わずファンを着実に増やされてきました。
今回も入念な研鑽工夫と諸準備のもと、新たな試み「ネオ白磁」と「無地スリップウェア」による最新酒器を鋭意制作して頂きました。彼の「初期白磁」から進化の跡が顕著に表れた「ネオ白磁」は轆轤が冴え渉り、基本的な造形力も健康さと繊細さとを併せ持つ独特の完成度となりました。今回はピッチャーと猪口、そして蕎麦猪口を作って頂きました。
また、「無地スリップウェア」はここ近年特に研究を重ねた「スリップウェア」の発展型とも言って過言ではないユニークな「試作品」となりました。スリップ(泥漿)を敢て主釉薬として用いた逆転の発想のもと、井戸手と萩もしくは唐津系の魅力の最小公倍数的な仕上がりで、彼でしか出来ない個性と安定感に満ちた仕上がりです。
「紅毛手」の軽やかかつ温かみ豊かな酒器群も健在、酒器としてはもとより、「食のうつわ」への見立ても受け入れる懐深い好アイテムとなりました。
今回は上記の技法の酒器をはじめ、定番の「南蛮焼〆手」の猪口、参考出品として「無地スリップ」による手塩皿と小皿を展示いたします。
また、東京アートアンティーク2014協賛企画として4月24日~26日の3日間、「大試飲会」と銘を打ちまして、石田作品を実際に使ってみてテイスティング会を催します。前回並みに美酒を厳選してご来駕、ご参加をお待ちいたしますので、お時間お繰り合わせのうえ、ぜひお出かけ下さいませ。
以上、謹んでご案内を申し上げます。
2014年4月吉日
ギャラリーこちゅうきょ
| 1965 | 愛媛県に生まれる |
| 1989 | 愛知県立窯業高等技術専門校専攻科卒業 |
| 1996 | 松山市に築窯 |
| 1999 | 半地上式穴窯を築窯 |
<展覧会>
| 1996 | CLAY WORK in SETO(愛知県立陶磁資料館) |
| 2003 | 愛の器展(那覇市立焼物博物館) |
| 2005 | 南蛮のうつわ展(H.WORKS/東京)(以後毎年開催) 女学生のための愛の器(那覇市立焼物博物館) |