青磁花入 左からW-2, W-1, W-3

青磁花入 左からW-2, W-1, W-3

輪花輪葉 川瀬忍展 —作為から無作為へ—

会期:
会場:壺中居

[先行展示]

アートフェア東京 2015

会期:
2015年3月20日(金)~22日(日)

会場:
東京国際フォーラム B2F展示ホール  ブース番号, N37
東京都千代田区丸の内3-5-1

時間:
20日(金)  11:00~21:00
21日(土)  11:00~20:00
22日(日)  10:30~17:00
※有料 入場料:1DAYパスポート/\2,000.

 

[本会期]

会期:2015年3月23日(月)~28日(土)

会場:壺中居
東京都中央区日本橋3-8-5 TEL03-3271-1835

時間:10:00~18:00

主催:ギャラリーこちゅうきょ


 

ご挨拶

近年、川瀬忍先生は「日本陶磁協会賞金賞」を受賞され、名実ともに現代を代表する陶芸家、とりわけ「青磁」の第一人者となられました。弊社との御縁もいよいよ深まり、2012年に発表された「絞胎(練上)」から実に3年振りに、最新作の発表の場としてお手伝い出来る好機という喜びと栄誉を与えられました。真に喜ばしく光栄に存じます。

今回のプロジェクトの発端は2013年ですので、足掛け2年にわたり、川瀬先生には構想+研究+制作に力を注がれ、結果、実にハイセンス、ハイクオリティの青磁の最新作ラインナップが完成しました。

既得の技法に飽き慊らず、常に青磁の可能性を探求される川瀬先生の姿勢は全く変わらず、清冽なお人柄も相俟って、大胆かつ繊細なフォルム、明るくも深い釉調、堅実な成形技術とが見事に組み合い、キャリア最高の完成度といって過言ではない作品群となりました。

今回挑まれた青磁は、胎土、釉薬ともに最新の研究の成果を表象しつつ、円熟期に入られた川瀬先生の真骨頂が十二分に発揮されたものとみます。

ロクロ技術の極限といえる「青磁花入」、凛としつつも奥行深く表情豊かな「青磁輪花鉢」、有機的なフォルムが印象深く、躍動感溢れる「青磁輪葉(りんぱ)鉢」、そして窯変が実に美しく、幻想性の結晶ともいえる「妖朱の祈り」、全40点を壺中居2、3F会場でお披露目いたします。

本会期に先立ち、アートフェア東京2015に出展、ラインナップ中9点を厳選して先行展示をいたします。

「川瀬忍青磁」の最新の成果をぜひご高覧ください。

2015年 3月   
ギャラリーこちゅうきょ   

 


Prologue at ART FAIR TOKYO 2015

20,Fri.,March,11:00-21:00
21,Sat.,March,11:00-20:00
22,Sun.,March,10:30-17:00

Tokyo International Forum,B2F, Exhibition Hall,Booth N37
5-1 Marunouchi 3-chome, Chiyoda-ku,Tokyo 100-0005 Japan
A fee:1DAY Passport \2,000.

 

Exhibition:at KOCHUKYO

Artist

川瀬 忍 KAWASE Shinobu

1950 神奈川県に生まれる
1968 祖父(初代竹春)、父(二代竹春)のもとで作陶を始める
1978 日本工芸会正会員(2006退会)

             

<展覧会>

1976 個展(寛土里・東京)(以後21回開催)
1985 個展(壺中居・東京)(以後14回開催)
1996 現代の陶芸美-凛-(滋賀県立陶芸の森)
2003 白磁・青磁の世界展(茨城県陶芸美術館)
2009 個展(Joan.B.Mirviss Ltd・ニューヨーク)(以後4回開催)
2010 -茶事をめぐって-現代工芸への視点(東京国立近代美術館工芸館)
2011 川瀬忍の青磁 天青から静かなる青へ(菊池寛実記念智美術館)
2014 青磁のいま-受け継がれた技と美 南宋から現代まで(東京国立近代美術館工芸館)
2018 川瀬忍 作陶50年の間(菊池寛実記念智美術館)
2018 青の時代 現代日本の青磁(益子陶芸美術館)

      

<受 賞>

1981 日本陶磁協会賞
2013 日本陶磁協会賞/金賞

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